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砂浜地獄孤独旅

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見ての通り、犬と戯れて気だるい土曜の昼下がりを満喫していたのですが、冷静に考えると、これはひきこもりの前兆なのではないのだろうか。考えて見れば、平日は会社と家をピストン輸送されるだけ。休日は、時々とんでもない勢いで出かけるけど、そうでも無い日は昼寝とか昼寝とか、後。シエスタとか。


それに、生まれてから数年間以外はずっと浜松に住んでいますが、今後もずっと浜松に居るという可能性があるわけではなく、最近、うちの課長が妙に私を気遣ったり、人事の話をすると視線を逸らせたりと何となく嫌な感じ。


そういうわけで、小旅行を行うことにしました。ので、まずは、我が浜松市の…いや、今後のことを考えると浜松帝国と呼ぶべきかな。その、浜松帝国の中心地、オーディンだと言い張りたいバスターミナルへやってきました。


(浜松帝国:2015年に日本から独立。同時期に独立した自由静岡同盟とは犬猿の仲で、圧倒的な空軍力を誇る帝国軍と、陸海のバランスの取れた同盟軍の争いはなんかもうすっげー感じ。名古屋共和国と関東連邦国が干渉しようとすると、何故か途端に仲直りして「こっちくんな」という不思議な関係でもある)


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浜松のバスターミナルは円形状になっていて、その周りをバスがぐるぐる回って客が乗り込むという、いわゆる回転寿司方式を採用しています。てか、回転寿司が浜松のターミナルを真似したと言い張る半島人のような気分で。こういうターミナルって他の町では余り見ない形なんですけど、他に何処のターミナルが採用しているんでしょうかね。


さて、ターミナルまで来たものの、特に目的地を決めているわけではないので、とりあえず、案内所へ駆け込んで目的地を探すことにしました。

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新しくなってからは、私も初めて入るのですが、ふーむ、中々綺麗ですね。このターミナルからは、東京方面のハイウェイバス、中部国際空港行きのバスなども発着しているので、生意気にも待合室まで存在します。まあ、そんなことはどうでも良く、どこにいこっかなーと路線図とにらめっこをしていますと、ここを起点にする路線の中で一番遠そうなところを発見。その名も「奥山」。そういや、湖西晶先生の作品に奥山っていう旅館が出てくる漫画があったなぁ、と、普通に分かりにくい事を考えて、と


よし!


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数十分後、私は何故か、中田島砂丘に居ました。本当に奥山に行こうかなと思ったんですが、片道70分のバス旅は、現在、少々おなかの調子が悪い私には酷なものがあると判断して、近いところに決定しました。大体バスターミナルから15分ほどですか。


中田島砂丘は、いわゆる日本三大砂丘の一つに数えられていまして、他には、鳥取砂丘、九十九里浜、吹上大砂丘などがあり、基本的に三つに収まっていません。まあ、三大砂丘において、鳥取砂丘は別格でしょうし、知名度で言えば九十九里浜も格段に上、残る二つでバトルするしかないわけですが、個人的には、じゃあ四大砂丘でいいじゃん。それでも駄目ならば、月水金土は中田島砂丘で火木日は吹上大砂丘ってことで纏めましょうよ。と


そういうわけで、ギリギリ三大砂丘な中田島砂丘ですが、別にそれ程チンケなシロモノというわけではなく、そこそこに楽しむことはできると思っています。三大松原に数えられる、静岡にある三保の松原を初めて見たときのがっくり感を思い起こせば、中田島砂丘はやればできる子なのです。


大体、広大すぎて市中まで砂丘の様子を思い出させるような鳥取砂丘や、その地元の産業を一身に背負っている責任感の強すぎる九十九里浜に比すれば、大した事がなくても問題はありません。何しろ、中田島砂丘の入り口にはいわゆる売店は一つしかなく、商売っ気がまったく無いのがこの砂丘のよいところなんですよ、諸君。商業主義に堕することの無い、高潔な精神が中田島砂丘なのです!

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でわ、入り口からまず一枚。一番奥の地平線に相当するところが、いわゆる砂丘になっていまして、その先に海が隠されているわけですね。人間のサイズを見ると、それなりに広いことが分かると思います。では、悪魔の実の能力者に気をつけながら先に進みましょう。それにしても、砂浜は歩きにくいな。


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先ほどの、砂丘の頂点から海の方を見た図。中々海が見えてこないため、この辺で短気な方々は暴れまわるため、この丘を忍耐知らずの丘と言い、江戸の時代から伝わる心霊スポットでもあります。嘘です。


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で、先ほどの更に地平線らしきところまでたどり着くと、ようやく海が見えました。5月の中旬というワリとハンパな時期ではありますが、結構人がいます。しかし、決して他人のゾーンに入り込み邪魔をするほど込み合わないのが、中田島砂丘のクオリティ。


でわ。


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頂きます(ごくっ)


いやね、山で一杯やるか、海で一杯やるか、悩んだんですけど、海でも山でも飲むことには変わらないよねってことで、以降、これをちびりちびりやりながら砂浜の散策を行っています。その為に、自家用車じゃなくてバスで来たんですよ。コレは大人の特権です。そういうモンなのです。


なお、この散策中、酒を飲んでいる人は私以外誰も居らず、且つ、男独りできているメンバーも皆無という、何だかダブルパンチを浴びましたが、大丈夫。生きています。


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ぼうっと砂浜を歩いていると、いい歳して無邪気に海に突撃している大学生と思われる二人組みを発見しました。うーん、なんていうか、海に来ると誰もが邪気が無くなっていいですよね。クェス・パラヤさんとかギュネイ・ガスさんにも是非、中田島砂丘に来ていただきたいものですね。


私自身も邪気がなくなっているせいか、浜辺に大量発生していたカップルに無意味に殺意を抱くことも無く、微笑ましく見守ることができまして、おや、あそこのカップルはなんか座って木の棒で砂にメッセージを書いていますね。中々、ロマンチックじゃないですか。男性が色々書いているようですが、どれどれ、なんて書いたんですかね…


リトアニア


( ゚Д゚)


え? なに、どういうこと? ここってバルト海じゃないですよ? 単なる太平洋でリトアニアには全然離れているんですけど。よく見ると、その下には「ちゅうごく」ってひらながで書いてあるし


っと、女性のほうも何か書き始めましたね。こっちは、きっとステキな言葉を…


ルーマニア


(;゚Д゚)


もう、外洋に面していない国じゃないですか。黒海経由でしかたどり着けませんよ!


って、あんたら、それが波に飲まれていく様子を見て、何ニヤニヤしてんですか! 物凄い邪気の塊じゃないですか。アムロがびんびんに反応しちゃうクラスですよ。このまま殴りかかっても「ファンネルが敏感すぎて」とか言い訳すれば、許されちゃいそうな雰囲気じゃないですか。


もういいや。さて、散策を続けるとしましょう。


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このあたりまで来ると、人影がなくなってきました。いや、中々いい感じじゃないですか。酒も飲んじゃいましたし。と、いうわけで、AUFCかいちょライブショーを始めました。というか、小声で歌っていただけなんですけどね、丁度、携帯の音楽プレイヤーからvetiageが流れ出したので、雰囲気も出てきまして。最終的に、海の向こうからストフリ来るんじゃねぇかなとか妄想していたり


その後は、元の場所にゆっくりと歩いて戻りました。ここで、気づいたのが、いわゆるアニソンってインドア系のサウンドなんだなぁと。浜辺で聞いても、いまひとつ入り込めなかったので、他の曲に切り替えつつ。今回、ベストだと思ったのは、THE  RODEO CARBURETTORのspeed of flow。まあ、結局、銀魂のEDテーマなんですが、独りで夕方の砂浜にぴったり浸れました。


後、個人的に浸った曲は、UVERworldのLive everyday as if it were the last day、EMPTY96、T.M.RevolutionのBOARDING、AQUALOVERS ~DEEP into the night~、夢の雫、Timeless -Möbius Rover-、TMNのBeyond the timeかな。バラード系が多いのは、まあ当然といえば当然ですが。流石にHot limitはまだ早いしなぁ。


で、存分に浸ったので、帰ることにしました。


バスターミナルに到着したのち、まっすぐ帰宅しようと思っていたのですが、そういやバスターミナルの写真(一番上のヤツ)を撮ってないなぁ、と考え、アクトシティへ。アクトシティとは、浜松帝国が誇る陸上要塞で、出力22億8000万メガワットのサイレントヒルブレイカーを二門装備している。なお、この出力を市民に少しは提供しろという暴動は年に大体70回ほど発生しています


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(真下からアクトタワーを見たところ。真ん中あたりから、サイレントヒルブレイカーが発射される)


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(アクトタワーの真下、中央に存在する魔方陣。このように、浜松帝国は古の魔術をも駆使しており、その魔力は魔界都市新宿に劣るものではない)


アクトシティの中庭に値するところに入り込むと、なんか吹奏楽団が演奏中。始めは、アマチュア楽団なのかなと思いも、中々に演奏のレベルが高くコレはやるな。と、思っていると、最後に紹介があり、陸自の音楽隊だそうです。この辺に基地はないけど、何処の陸自なのかな。


で、目的の写真を撮ったので帰宅。


楽しかったけど、疲れましたよ。一応、脱ひきこもりの感じで。自宅警備員がハローワークに出動するレベルまでは来たんじゃないかなと思っています。

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